【新唐人2010年11月27日付ニュース】北朝鮮の砲撃事件を受けて、アメリカは航空母艦“ジョージ・ワシントン”を朝鮮半島に出発させました。11月28日から12月1日まで行われる米韓合同軍事演習に参加させるためです。
75機の戦闘機と6000名余りの兵士を載せた原子力空母“ジョージ・ワシントン”は、24日の朝、横須賀基地を離れ、朝鮮半島に向かいました。
韓国駐留の米軍によると、今回の演習は防衛が主で、日程は砲撃事件の前から決まっていたそうです。演習で、米韓合同軍の実力と地域の安定を守る決意を示したいと述べます。
韓国の国防省は、28日の軍事演習の目的は、北朝鮮をけん制することだと言います。
韓国の金泰栄 ( キムテヨン ) 国防大臣は、敵の挑発的行為を防ぐために、軍事的な準備を進めていくと述べました。また、米韓の軍事同盟は依然として強固だとも強調。
さらに、“アメリカの協力のもと、韓国は北朝鮮への情報監視レベルを上げ、国連軍司令部との協力体制も保持していく”と続けました。
この直前、アメリカは北朝鮮の砲撃を強く非難し、オバマ大統領も韓国への強い支持を表明しました。
北朝鮮の大延坪島への砲撃によって、韓国軍兵士と民間人が死傷。これは1953年、朝鮮戦争が休戦して以来最も深刻な攻撃の1つです。
新唐人テレビがお伝えしました。